看護をするに当たって、気持ちが通う医療行為を患者に提供するべきだと思っている看護師が多いことでしょう。患者を尊い存在として崇めていく意識があるならば、おのずと質の良い看護を患者に提供していくことになると思い、患者を心から敬おうとする意識から、早く良くなってほしいという気持ちを乗せた看護として姿を変えていくと考えられるのです。気持ちの持ち方次第で看護が多様に変化していくと思い、看護を受けた患者は、その看護をした看護師の人となりを推し量ろうとすることが多々あると感じます。言い換えれば、看護は人格そのものだと言っても過言ではなくて、だからこそ看護を実践しようとする看護師は、身も心も患者に捧げる思いで看護をしているのではないかと考えられるのです。
患者が心から気持ち良くなれるような看護をしていくことを心掛けている看護師がいることでしょう。心が落ち着けるような看護をしていくことが使命だと捉えているのが窺えて、患者の心を気遣えてこそ立派な看護師だと意識しているのではないでしょうか。看護師によって様々な看護の型があり、その型に優しさを乗せた看護をしていくことが看護師に課せられた課題だと意識しても不思議ではないと思うのです。ひいては愛と慈しみの心を看護の型にはめ込んでいき、患者の気持ちに応えていけるような看護の実践を心掛けているのが窺えます。ともすれば患者と一つになるくらいの気持ちで価値ある看護をしていくべきかもしれません。